写真家　木村琢磨

1984年、岡山県生まれ。
写真・映像制作スタジオ はち株式会社代表。
地元広告写真スタジオで経験を積んだのち独立。
主に地元岡山県を被写体に「写真」の言葉にとらわれない写真表現を追求。
カメラ雑誌への寄稿やフォトツアーやイベントでの写真講師も務める。
NY ADC、New York Photography Awards
Cannes Corporate Media & TV Awardsなど受賞歴多数
著書に『図解で分かる名所の撮り⽅』（株式会社インプレス）
『⾵景写真の 7 ピース』（株式会社インプレス）など。

倉敷美観地区

白壁、柳、石畳。どこを切り取っても絵になる、和の情緒あふれる美観地区。早朝の静寂、午後の柔らかな光、そして夜のライトアップと、時間によって表情を変える風景は、訪れるすべての写真愛好家にとって最高のシャッタースポットです。

鷲羽山展望台

穏やかな瀬戸内海の「多島美」と壮大な「瀬戸大橋」を一望できる国指定名勝の鷲羽山展望台。視界を遮るもののない大パノラマは、スケール感あふれる絶景写真の撮影地です。夕焼けに染まる時間帯は、光のコントラストが最も際立ち海に浮かぶ島々が織りなす感動的な絶景を、あなたのフレームに収めることができます。

美星天文台

2021年11月1日、岡山県井原市美星町が国際ダークスカイ協会（IDA）により日本で3番目の星空保護区に認定されました。町や市といった自治体単位が認定対象となる「ダークスカイ・コミュニティ」のカテゴリーではアジア初の認定となります。そんな好環境にある天文台は口径101cm反射望遠鏡を擁し、中国地方最大です。天体ドームを被写体に絵になる星空ロケーションがここにあります。

水島工業地帯

雨天時には夜景撮影を予定しています。

闇夜に浮かび上がる無数のランプとネオンの輝き。ただの工場ではない都市のエネルギーが凝縮された壮大なアートに見えるほど。高台の展望スポットから見下ろす宝石箱のようなパノラマビューは圧巻で、息をのむ光の芸術、感動をシェアできるロケーションです。

日本遺産「ジャパンレッド」の構成資産として認定されている吹屋（ふきや）の街並み

かつて「東洋一」と称された銅と硫化鉄鉱の産出で栄えた吹屋。その象徴的な弁柄（べんがら：酸化鉄を主成分とする赤色顔料）で統一された赤銅色の屋根と壁の街並みは、現代に残るノスタルジックな色彩で、どこを切り取っても絵になります。一歩足を踏み入れると、そこは明治・大正時代に迷い込んだかのような異空間。電柱や看板も景観に配慮された美しい街並みはまさに野外スタジオです。

旧吹屋小学校

あの頃に、シャッターを切る。エモすぎる「タイムスリップ」体験。誰もが経験した懐かしい学び舎の風景。木の机と椅子、黒板、そして長い廊下。旧吹屋小学校には、古き良き日本のノスタルジーが凝縮されています。廃校の静けさの中で響くシャッター音は、まるで時間が止まったかのよう。情緒あふれる光と影を捉え、「エモい」の一言では片付けられない心に残る一枚を撮影しましょう。